福岡空港本店空港オペレーション部 旅客業務
スーパーバイザー
現在、福岡空港本店のオペレーション責任者として、旅客サービス業務全般を担当しています。カウンター業務では、出発便の管理を行い、お客さまの情報を把握した上で、スタッフへ的確な指示を出し、スムーズなハンドリングに努めています。トラフィック業務では、出発便における搭乗口でのご案内や、到着便のお出迎え・誘導業務をインチャージとして管理し、必要な人員の確保や各セクションと連携を図り、安全で円滑な運航を支えています。また、オフィス業務ではカウンターやゲートの状況、運航・予約状況など全体を把握し、必要な準備や引き継ぎを行っています。イレギュラー発生時には、現場の責任者として迅速な状況把握と的確な指示が求められる中で、スタッフが安心してお客さまの対応ができるよう、タイムリーな情報の共有と丁寧な指示を心掛けています。また、同じグループのスーパーバイザーが定期的に集まり、業務改善や組織運営について、意見交換を行う場を設けています。さらに、テーマワーキング(社員がそれぞれが担う担務)として「教育」を担当し、個々のスキルアップを目的とした勉強会の企画や、新しいポジションに入るためのOJTの計画 、教育・研修参加者の人選や日程調整を行っています。
空港で働く私たちスタッフは、JALをお選びいただいたお客さまが最初に「JALブランド」や「JALのサービス」を感じていただくことができるタッチポイントだと思います。「JALを利用して良かった」「また福岡へ行きたい」と感じていただけるよう九州らしいwelcome感が伝わる、温かいおもてなしを大切にしています。また、社会貢献活動を通じて、地域の皆さまからも信頼され愛される企業でありたいと考えています。
入社7年目に「空港サービスのプロフェッショナルコンテスト」に福岡国際空港の代表として出場する機会をいただきました。
私は日頃から「自分がお客さまだったらどう感じるか」という“お客さま視点を貫く”ことを大切にし、「サービスには終わりはない」という信念のもと、さまざまな接客を学び「自分だったらどうするか」と考えながら業務に取り組んでいました。
しかし、コンテスト前には、お客さまの前では自然にできる言葉掛けや対応も「コンテストに出るから」と意識しすぎて、自分らしさを見失いかけた時期もありました。
そんな時、上司や先輩から「いつものままでいいよ」と励まされ、仲間の支えに助けられた日々は、今でもかけがえのない貴重な時間となっています。また、「これは個人が評価される場ではなく、福岡国際空港のスタッフのサービスが評価される機会だ」と痛感し、「仲間のためにも全力を尽くそう」と決意を新たに本番に臨みました。
その結果、ありがたいことにこのコンテストでは優勝することができました。 この結果は、私ひとりの力ではなく、日々ともに励んできた仲間の存在と支えがあったからこそ得られたものです。お客さまへの寄り添いを大切に積み重ねてきた日々が実を結び、「これからもお客さまと仲間のために働きたい」と心から感じた瞬間でした。
このコンテストでの経験を機に、本社教育訓練部の兼務教官として新入社員の育成に携わりました。接客をする上で自分が大切にしてきたことや気付きを新入社員へ伝え、より上質なサービスが提供できるお客さま想いなスタッフの育成に尽力しました。その中で人に教えるという新たな視点を学び、「伝える」だけでなく「伝わる」ことの大切さに気付くことができました。コンテストや教官の経験は、現在JALスカイ九州が行う社会貢献活動「おもてなし講座」の立ち上げへとつながり、接遇の視点から社会の多くの方へJALの「おもてなしの心」を伝える活動へ発展しています。
さらにさまざまな経験を経て、コロナ禍では自治体への出向も経験しました。初めて知る空港以外の世界はとても新鮮で、私というひとりのJAL社員を通じてJALの魅力を発信することや、空港での経験を活かし「考動」することで、課やチームの取り組みが形となることにとても大きなやりがいと達成感を感じました。そして何より、どんな環境でも変わらないのは、「誰かの助けになりたいということ」「責任感を持ってミッションを全うすること」がモチベーションであり、強みであると改めて実感しています。
学生時代、インターンシップの募集を知り、参加したことがJALスカイ九州を志望するきっかけとなりました。もともとサービスや接遇について強い関心があり「航空会社のサービスを見て学びたい」と思っていたところ、偶然にも募集が出ていたことも私にとってはチャンスでした。1ヶ月間のもとで、先輩について業務を学ぶ中で、さまざまな部署やポジションと連携し、迅速に手際よく業務を行う姿、制服を着て洗練された中にも明るく親しみやすい雰囲気が強く印象に残り、JALグループへの愛着が芽生え、自分もここで成長していきたいと思いました。
2007年4月~
入社 福岡国際空港 国内線にて旅客ハンドリング業務に従事
2013年11月~
第2回 空港サービスのプロフェッショナルコンテスト 優勝
2014年~
本社教育訓練部 兼務教官として新入社員教育に従事
2016年~
「おもてなし講座」講師として企業・自治体・団体へ接遇講座を実施
2021年~
自治体へ出向(山口県宇部市役所)
2023年~
現業へ復職
早番
カウンターインチャージ
遅番
トラフィックインチャージ
5:30
出勤
5:40
ブリーフィング(前日引継ぎの確認、当日の予約数やオペレーションの状況、対応について引継ぎがあるお客さまの確認など)
6:00
カウンターオープン
11:00
休憩
13:10
遅番の担当者へ引継ぎをして交代
13:15
キャッシャー業務の締め作業のリチェック(早番帯での売上やバウチャーの処理と確認)
13:50
メールチェック・勉強会・レポートの作成など
14:10
デブリーフィング
14:20
退勤
12:50
出勤
13:00
ブリーフィング
13:10
フライトチェック(出発便、到着便のアサインや人員配置の確認)
14:00
東京/羽田行ゲート業務
14:50
札幌/新千歳行ゲート業務
15:00
休憩
16:45
沖縄/那覇行、高知行ゲート業務
18:00
東京/羽田行ゲート業務
18:10
メールチェック・各種依頼事項への対応や返信・ミーティング準備
19:30
スーパーバイザーミーティング
20:30
議事録の整理・オフィスヘルプ等
21:40
退勤